Blossom Co., Ltd.

Japanese
You are here: Home 会長ブログ 強すぎる韓国ゴルフの原動力

強すぎる韓国ゴルフの原動力

印刷

2012-8-27

 

以前も世界のゴルフにおけるKorean Powerについて女性のみならず韓国人男性ゴルファーの躍進に注目というブログを載せたがいよいよ強烈となった韓国人ゴルファーについてあらためて述べてみたい。今年8月26日に終了した国内男女プロトーナメントは双方とも韓国人が優勝したことは既存のとおりである。KBCオーガスタでは金亨成が勝ったがその前の関西オープンでも優勝を争い2位、そして7月のセガサミー杯でも2位、数少ない男子トーナメントを通じて日本選手と比べ圧倒的な強さと安定感を示している。
来年は米国を目指すとのことであるが日本で十分な資金を稼いで米国にチャレンジすると言うパターンは韓国の野心的な選手の中で定着しているようだ。
ちなみに先週のKBCでは金選手の優勝を含め10位以内に4名の韓国人が入り層の厚さを示している。
女性のほうはすでに韓国人選手の優勝が定着しておりたまに日本人が勝つとビッグニュースになるという現状である。ニトリレデイースでは賞金女王を争うアン ソンジュと全美貞が終始優勝を争ったが10位以内に6名の韓国人が入賞、それでも心優しいスポンサーに可愛がられている日本の女子選手からはあまり深刻な表情は見られないようである。
米国でも特に女子競技では韓国人ゴルファーが支配している感があり先週のCanadian Women's Open ではアマチュアのコー リディア、 15歳の韓国人(国籍は今ニュージーランド) が圧勝した。ちなみに2位も韓国選手インビー キム。コー嬢はこの試合の2週間前の全米女子アマでも優勝しておりこの2試合とも最年少の優勝記録である。
コーは6歳のとき父親がニュージーランドへ連れて行きすぐにスポーツインスティチュートでゴルフを学び始め、現在も技術的、そしてスポーツ心理のインストラクターについている。彼女の両親の財政的状況については知る由もないが少なくとも彼女に対する投資、もろもろの犠牲は相当大きなものであることは推察できる。このような英才教育の供与は韓国のジュニアによく見られる現象であるが一方、逆境から自力で這い上がるタフな韓国選手について米国ゴルフダイジェスト誌が取材している。それは今年のQ スクールを突破して米国PGAツアーに初参加し、早速2月のマヤコバ ゴルフクラシックでベテラン、アレンビーとのプレイオフを制して1勝をあげ、4月のバレロ テキサスオープンで2位タイとなり韓国グループの強力メンバーとしての存在感を示したジョン ハーである。
彼はそれまではゴルフエリートとは程遠い環境のなかでゴルフの上達に執念を燃やし続けた。当初米国で働いていた父親とともに韓国に戻り、彼の一家は父親がコック、兄も大学をあきらめ弟のゴルフ経費捻出のため働き、また彼自身も遠隔地から2時間かけて練習場に通いながら球拾いを代償として練習に励みまったく無名の選手として今年のQスクールに参加、名門大学チームの選手たち、実績のあるプロたちにせり勝ちツアーカードを獲得、前述のごとき戦績を示したのである。
彼は記者に対して今までの援助に対し家族に感謝、これからは自分が稼いで恩返しをする番だと述べている。
以上、背景がまったく異なるコー リディア、ジョン ハー、二人の若いゴルファーを話題としたが共通して言えることはかれらに対する家族の全面的なサポートと多大の犠牲、それに対して報いるべく彼らの厳しい責任感が彼らの強さの原動力となっていることであり、それにたいして日本人選手が太刀打ちできるかということになると心もとないというのが正直な感想である。