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アンカー式パッテイング論争はPGAツアーとUSGA,R&Aの主導権争い

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2013-5-24 

 

パターのバットを体に密着させるアンカーパッテイングを採用しているキーガン・ブラドリーが

PGAチャンピオン、ウェブ・シンプソンが全米オープン、アーニー・エルスが全英オープン、アダム・スコットがマスターズで優勝するにいたり俄然この方式の可否についての論議が白熱化し、ついにゴルフルールの設定をコントロールする権威、2団体のR&A(英国)とUSGA(米国)がこのパッテイング方式を2016年より禁止するルール14-1bを実施することを発表するに至った。

これに対しアンカーパッテイングを是認する意向を持つPGAツアーおよびPGA,USAがこの新しい規制を無視しアンカーパッテイングをなお合法とするかが注目されているが4つのメジャートーナメントのうち全米オープンと全英オープンはUSGA,R&Aの主催でありもしマスターズが新ルールに従えばPGAツアーは窮地に落ちることは明らかである。

しかしながら今回のUSGAR&Aの決定は強引であるという印象はぬぐえない。

彼らは新ルールの決定の前にアンカーパッテイングがコンベンショナル パッテイングに比べ優位であるというデータの提出はできなかったしUSGAの執行委員、マイク・デービスのロジックは少数のエリートゴルファーの都合は考慮に入れる必要はないとのことであるがアンカーパッテイングの問題がクローズアップされたのは少数のエリートゴルファー集団であるPGAツアープレイヤーのイベントゆえであり世界の大多数のゴルファーのプレイではアンカーパッティングは関心の外でありR&A,USGAが一般ゴルファーを念頭において今回のルール改正を行うロジックにはピンボケの感を抱かざるを得ない。

この十年、PGAツアーは発展、膨張を続け、R&AUSGA主催の2国オープンも世界的な関心の対象はPGAツアーに所属するスタープレイヤーたちでありその結果、実質的にはUSGA,R&Aの会長よりPGAツアーの会長フィンチェム氏がはるかに大きな影響力を持っているように見える。

このような状況下、今回の一連の動きはルールの改定、決定権をもつ2団体がその権威をあらためてPGAツアーに認識させる意図が明白であり、一方、大金を稼ぐツアープレイヤーたちがこのルールに反対して訴訟に踏み切るとしても少なくともPGAツアー当局はその被告となることを免れることになりそうである。