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中年のシンデレラボーイ

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2015-5-21

タイガー ウッズの黄金時代は去り、いまやPGAツアーはヤングライオンたちに主導権を渡したようである。

ロリー マキロイを筆頭に、パトリック リード、ジョーダンスピース、リッキーファウラー、ジェイソン デイ、松山、さらにカレッジ ゴルフから20歳、21歳の才能と野心に満ちた選手の参加によって30歳台以上のプレイヤーの影が薄くなっているのが現状である。

20歳前半のこれらプレイヤーの多くは大学時代からコーチがつき、熾烈な学生リーグを戦いプロとなってもスイングの改善と身体のシェープアップにいそしむエリートゴルファーである。

一方この世界でもっとも豊かなPGAツアーを目指す才能あるゴルファーのほとんどがこと志と異なり脱落してゆく厳しい世界でもある。

世界ランキング150位以内を経済的裏付けのある選手とすればそれ以下に世界中に何十万というプロゴルファーがひしめいている現状でありアマチュア時代から実績を持つ若手以外10年かかってもうだつの上がらないプロはツアーから消えてゆくしかない運命にある。

そのような現状で昨年奇跡に近いツアー デビューを果たした中年プロがいる。35歳のジミー ウオーカーである。

2001年にプロツアーに参戦、6年間まったく芽が出ず、資金もほとんど尽きた彼は、惨めな結果に終わったロチェスターからテキサスの妻に電話をして、もうこの辺であきらめて夫婦共稼ぎで勤めることを提案した。夫人は答えた。彼女が結婚した相手は決してあきらめない男のはずであり、ただやりとげるために突き進んでほしい。

 

こうして二人が長距離電話で泣きながら話をした翌週、彼は酷暑の中ウエストバージニアで優勝したのである。

それが転機となり状況は徐々に好転し2014年、下部ツアーからPGAツアーにあがりいきなり3勝し、ライダーカップに選ばれ米国チームで目覚しい活躍をしめして周囲を驚かせた。さらに本年もすでにハワイで2勝をあげいまやトッププレイヤーの一人とみなされている。

現在の激しい競争下、彼のようなバックグラウンドからトップに躍り出ることは奇跡に近く1970年代に彗星のごとく底辺からトップに上り詰めたリー トレビノに匹敵する中年のシンデレラボーイでありアメリカン ドリームでもある。