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殺人本能(Killer’s Instinct)

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2015-7-29

先日の全英オープンはプレイオフの末、ザック ジョンソンが優勝したが、プレイオフへキャッチアップを目指したジョーダン スピースの17番ホールでの5メートルから入れたバーデイパット、そして最終ホールでバーデイをもぎとったザック ジョンソンの6メートルのバーデイパットからさすが世界のトップを争うプロのすざましい闘志が感じられた。これこそトップアスリートに不可欠な殺人本能といわれるものであろう。

松山選手もショットのクオーリテイでは彼らに引けをとらないと思われるが、あのような大舞台ではまだまだひ弱さがみられる。

統計を取っていたわけではないが最終日でスピースがパットの1打をはずした場合80%以上1フィートはカップをオーバーしていたが松山選手の場合はずしたパットの80%はショートしており昔から言うようにネバーアップ、ネバーイン、明らかに両者のパットの技術に差が出ていたが、これはメンタルの強さに基くものであろう。

かつて中国の女子選手、フォン シャンシャンが日本で優勝した後、日本選手はどうしてバーデイを狙わないのだろうと言った。これはよその国に来て稼ごうとする選手が上位に入っただけでちやほやされる温室育ちの選手を上から見た発言と感じられるがまさに彼女の言うとおりである。

さいわい松山選手はいわばマイナーリーグの日本にとどまる積りは無く彼の素質からみて今後さらに修羅場をくぐり、難敵にもまれることによって世界的な選手に成長することが予期される。

藤田選手が全英オープンのあと、日本でももっと世界から強い選手が参加する試合の増加を望むという発言をしたがやはり彼自身温室のツアーでは国際的なレベルに達し得ないことを痛感したのではないかと推察する。

以前にも述べたが日本のプロ協会の会長が外国からの提携申し入れにたいし、賞金を持参すれば考慮すると得意げに言っていたが、これは本末転倒であり日本のトーナメントのレベルが上がりエキサイテイングな試合が増えれば自然にスポンサーが集まるのであり、マイナーリーグではそれなりの賞金総額となるのが経済原理であろう。

いまや欧米のプロツアーは熟練したビジネスマンたちによって運営されており、今後日本でも敏腕の経営者によるPGAの再構築が期待される。