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ツアーキャデイ

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2015-8-5

最近ゴルフチャンネルでは"プロキャデイ”と称する人物がトーナメントの解説をするようになった。彼は饒舌にスイングの解説からプレイヤーの戦略、心理的プレッシャーまでコメントする。

私にはプレイヤーとそのバッグを担いでいる人間は社長とお抱え運転手ほどの差があるように思え彼の解説は川柳で言う”講釈師、見てきたような嘘をいい"に聞こえる。選手の経験が皆無であるキャデイは200ヤードの水越えショットや勝負のかかる3フィートのパットでのプレイヤーが感じる心理的圧迫には未経験でありまるで体験したがごとく解説するのは奇異に感じられる。

プレイヤーとキャデイの関係はそれぞれであり、クラブをきれいにして遅刻しなければよいというプレイヤーから一打、一打キャデイと相談するプレイヤーまでさまざまである。

いずれにしても元来キャデイはプレイヤー個人に雇用された人間であり、仕事の保証、収入も雇用主の成績、意向に依存する不安定な職業である。

ゆえにPGAツアーではキャデイはいわばsecond Class citizenとみなされている。

過去にグレッグ ノーマン、タイガー ウッズ、そしていまアダム スコットのキャデイを勤めている著名なステイーブ ウイリアムスがあるインタビューでキャデイの現状について強い不満を表明している。

彼も他のキャデイ同様試合中ロッカールームに入ることができず、クラブハウス内のトイレやシャワーの使用も禁じられている。さらにパーキングも施設内では不可であり、もちろん食事はコース外のスタンドで済ませざるを得ない。

彼らの重労働を考えるとこれらの冷遇は彼らに更なる負担を課することとなっている。

このようなキャデイへの扱いについて現在、キャデイのあるグループがPGA TOURにたいして訴訟をおこしているが、今のところPGAはキャデイはあくまでプレイヤー個人の使用人という認識のようである。

その点前述のTV解説者は世界でもっともラッキーなキャデイと言えるであろう。 〔資料。USゴルフダイジェスト誌〕