PGAツアー選手とその妻たち

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2018-6-7

すでにアマチュアゴルファーとして抜群の成績を引っ提げてプロ入りしてくる若き選手たちでも、スタート時は入団前に莫大な契約金を手にする野球やフットボールの選手と異なりゴルフの場合は乏しい銀行口座を背景にスクラッチからチャレンジすることとなる。

当然アマチュア時代にお互いトップ選手として戦ってきた彼らはすでに顔見知りであり、またツアー転戦とともに苦労を共にする彼らの妻、ガールフレンドも親しく付き合うようになる。

当初長距離を車で移動したりエコノミーで旅行する生活環境でツアー参戦することとなるが、他の団体スポーツの選手と異なり、この間すべて自費で賄う必要があり予選を通らなければ1ドルも入ってこない。
ただ以前と異なり20歳前後から30前までのプレイヤーが瞬く間に100万ドル以上の賞金を稼ぐ現在、選手間の格差はその成績によって天文学的に広がる。

ある選手は依然予選落ちを繰り返し転戦費用をやりくりしているに反し、すでに成功を収めた選手はメーカーの提供する高級車に乗り、当然モーテル生活ともおさらばする。

それでも芽の出ない選手は自分の腕を信じやがては自分にも勝運が訪れることを期待して頑張っているが、彼らの妻にとっては夫の成績がステイタスに直結してる限り今まで親しくしていた女性が夫の成功とともにはるか手の届かないレベルへ上昇してゆくのを見ることに悔しいに違いない。

私見であるがゴルフツアーの選手の成功は彼らの妻とのマッチングによるところ大であろう。
以前述べたように不成績の連続にツアー参戦をギブアップしかけたジミー ウオーカーが妻に励まされてついにトッププレイヤーの一人となった例があるが、最近報道されたのは妻の逆切れのニュースである。

2009年に全米オープンに優勝したルーカス グローバーはその後期待に反してあまり芳しい成績を上げていない。
それでも昨年は195万ドルを稼ぎ賞金ランキングは50位であったし今シーズンは現在79万ドルで101位となっている。
常識的には高金額の賞金を得ていると思えるが彼の妻にとっては満足する成績ではないと見えて本年5月12日から開催されたプレイヤーズ チャンピオンシップに予選落ちして帰宅した夫に物を投げつけたりした挙句グローバーがDVを理由に警官を呼ぶ騒ぎとなった。

ニュースの映像ではブロンドの華奢な美人であり、一方ルーカスは185センチの屈強な男であるが妻に反撃する代わりにパトカーを呼んだのは賢明な対処であったかもしれない。
いずれにしても高額の賞金を競うプロツアーの選手とその妻たちは一般と金銭の感覚が全く異なる環境にいるのかもしれない。

ちなみにこのシーズンで現在マネーランク1位はジャステイン トーマス 576万ドル、2位ジャステイン ローズ 493万ドル、松山は65位124万ドルである。